ジャガード刺繍
説明
ジャガードとは織機に使われる開口装置の一種です。 発明者の Jacquard の名前からつけられました。 ジャガード式織機は一般的に紋紙を使用するので紋織り機と呼ばれております。
穴の開いた紋紙を針で読み取り、 経糸を上下させ反物を作る装置 ( 織機に使われているジャガード式開口装置 ) と同じ原理のものを初期の刺繍機では使用しており、 ジャガード式刺繍機と呼ばれておりました。 現在では装置は電子式となりましたが呼び名はそのままであることが多いようです。 これはジャガード式の原理がコンピュータに応用されたように、 電子式と密接な関係があるからかもしれません。
現在においてジャガード刺繍機と呼ばれる自動ミシンで縫いつけた刺繍を、 ジャガード刺繍とよびます。 多頭式を用いれば同時に多数の刺繍が縫える特徴があります。 ですが ( 使用する頭数 ) × ( 色数 ) の本数を糸立てをする必要があります。 ジャガードではなくジャカードと呼ばれることもあります。
ここではジャガード刺繍機で縫われた刺繍を展示しております。